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5 因果関係を明確にする

6 比較級を正確に使う

 

5 因果関係を明確に表現する

 

日本文では「〜である。〜となった。」というに、自然にある状態になった、という形式の表現がが多いですが、英文では「誰が何をどうした。」というように、動作の主体のあるものに対する行動を表現する形式の文が多くなります。基本文型の(主語+動詞+目的語)が英語思考の基本になります。 このため、英文で日本文の内容を表現するときには、日本文では婉曲表現で隠されているか、曖昧にされている因果関係を明確にする必要があります。先ずは動作の主体である主語を決めますが、そのほかにも因果関係を明確にする方法があります。

 

例題 1:初級練習問題 87

 

「今年の夏は長雨と低温傾向のために熊本県内の海水浴場やビアガーデンへの客足は大きく減少した。」

 

この日本文には因果関係が記述してありますね。ただし、日本文の特徴として「長雨と低温」のために「客足」が「減少した」という「客足が(自然に)減少した」という表現になっています。

 

では先ず、日本文の表現形式を保ったままで、小文に分割してみましょう。

 

1.       「今年の夏に熊本県では長雨と低温傾向があった。」

2.       「(海水浴場やビアガーデンに行く)人の数が減少した。」

3.       「人々は海水浴場やビアガーデンに行く。」

 

1.       There was a long period of rain and low temperatures this summer in Kumamoto Prefecture.

2.       The number of people decreased.

3.       People went to seaside resorts and beer gardens.

 

1が原因で2,3が結果ですね。ではこの因果関係を入れて1,2,3を一つの文章にしてみましょう。

 

There was a long period of rain and low temperatures this summer in Kumamoto Prefecture. As a result, the number of people going to seaside resorts and beer gardens decreased.

 

この英文は日本文の表現形式に近いですね。次のようにすると、英文の因果関係の表現方法に近くなります。

 

The number of people going to seaside resorts and beer gardens decreased this summer in Kumamoto Prefecture because there was a long period of rain and low temperatures.

 

原因を主語にして結果が目的語で表現できれば、因果関係が一番明確になります。ではこのような表現方法が可能か、しらべてみましょう。

 

原因は「長雨と低温傾向」です。結果は「客足」ですから、「長雨と低温傾向が客足を減少させた。」と表現できればよいですね。ここで「減少させた」となっていることに注意してください。英文ではA reduced B.という形になりますから、この形になるように上の英文を書き換えましょう。

 

A long period of rain and low temperatures this summer reduced the number of people going to seaside resorts and beer gardens in Kumamoto Prefecture.

 

この英文を見ると、もとの日本文がつぎのようになっていれば、英文の表現が簡単になるはずです。

 

「今年の夏は長雨と低温傾向のために熊本県内の海水浴場やビアガーデンへの客足大きく減少したさせた。」

 

この例に見られるような、日本文と英文の表現形式の相違(発想の相違)を理解すると、因果関係の明確な英文を書くために役立ちます。

 

 

例題 2:初級練習問題 105

 

「10月10日午後8時40分ごろ、東京都武蔵野市のJR中央線の踏切で、高架工事で幅が広がったため乗用車が渡りきれず電車が緊急停止した。」

 

この文の内容の因果関係を分析すると、二つの因果関係が含まれていることがわかります。

 

1.       「10月10日午後8時40分ごろ、東京都武蔵野市のJR中央線の踏切で、(乗用車が踏切内にいたので)電車が緊急停止した。」

2.       「高架工事で幅が広がったために、乗用車が〈踏切を時間内に〉渡りきれなかった。」

 

このように因果関係を明確にすると1は次のような二つの小文に分割できます。

 

10月10日午後8時40分ごろ、東京都武蔵野市のJR中央線の踏切で、電車が緊急停止した。」

 

下線の部分は日時と場所の修飾句ですから、文の骨格は「電車が緊急停止した。」になります。内容としては「電車が急に止まった。」A train stopped suddenly. ですが、こうすると自動制御装置で電車が自然に停止した、ようにおもえるので、A train made an emergency stop.がよいでしょう。(主語+動詞+目的語)の文型です。

 

日時と場所の修飾句は、「細かい所から大きな所へ」が英文の原則なので、at about 8:40 am on October 10, at a level crossing of JR’s Chuo Line in Musashino City, Tokyoと表現できます。これらの修飾節を文に入れて、At about 8:40 am on October 10, a train made an emergency stop at a level crossing of JR’s Chuo Line in Mussashino City, Tokyo.となります。

 

「乗用車が踏切内にいた。」

There was a passenger car in the crossing.

 

理由を示すbecauseと使って2番目の文を従属節にします。

At about 8:40 am on October 10, a train made an emergency stop at a level crossing of JR’s Chuo Line in Mussashino City, Tokyo, because there was a passenger car in the crossing.

 

「高架工事で幅が広がったために、乗用車が〈踏切を時間内に〉渡りきれなかった。」も二つの小文に分割できます。

 

「乗用車は時間内に踏み切りを渡れなかった。」

The passenger car could not cross the crossing in time.

 

「踏み切りは高架工事中に幅げ長くされた。」

The crossing was made longer during the construction of an elevated rail track.

 

この二つの小文も理由を示すbecauseを使って、2番目を従属節にしてつなぐことができます。

The passenger car could not cross the crossing in time because the crossing was made longer during the construction of an elevated rail track. 下線部分はbecause以下の内容でわかるので省略できます。

 

The passenger car could not cross in time because the crossing was made longer during the construction of an elevated rail track.

 

文章全体は二つの因果関係が明確に入って、つぎのようになります。

 

At about 8:40 am on October 10, a train made an emergency stop at a level crossing of JR’s Chuo Line in Mussashino City, Tokyo, because there was a passenger car in the crossing. The passenger car could not cross in time because the crossing was made longer during the construction of an elevated rail track.

 

 

例題 3:初級練習問題 115

 

「今年4月から家庭ごみの収集が有料化された北海道名寄市では、9月までの半年間の市収集のごみの量が41%も減った。」

 

一つの文の中にいろいろな情報が入っている日本文ですね。先ずは小文に分割しましょう。小文に分割するコツは、英文で表現する時のの主語を適切に選ぶ、英語の基本文文型が使えるようにする、の二つです。

 

「今年4月から家庭ごみの収集が有料化された北海道名寄市では、」連体形修飾節が使われているので、小文に分割する候補です。「有料化」が問題ですね。和英辞書を引いても「有料化」は載っていないものが多いです。「有料」でa charge、有料の用例で「有料に値する」worth charging for、「有料サービス」pay serviceなどが見つかります。「有料化」は「有料にすること」を短く表現した形です。「有料化」が和英辞書で見つからないなら、まず日本語で言い換えてみましょう。

 

名寄市を英文の主語にする予定で「今年四月から、名寄市は家庭ごみの収集に特別料金を課した。」と言い換えられます。a chargeが有料料金という名詞ですから、chargeという動詞の用法を辞書で調べてみましょう。私はCollins COBUILD English Dictionaryを良く使いますが、この辞書にcharge は次のように説明してあります(COBUILD)の特徴はchargeの説明の文自体にchargeの使い方が書いてある点です。

 

If you charge someone an amount of money, you ask them to pay that amount for something that you have sold to them or done for them.

 

用例として次のものが載っています。

The hospitals charge the patients for every aspirin.

 

どうやら、chargeが小文の英文表現に使えそうですね。

 

The City of Nayoro charges citizens extra fees for garbage collection. 

 

これは(主語+動詞+目的語1+目的語2)という基本文型です。「名寄市は」は「名寄市役所は」のことですね。英文でもThe City of Nayoroは地理上の名寄市と行政上の名寄市役所のどちらの意味にも使えます。上の日本文の内容に即してこの英文を書き換えましょう。

 

The City of Nayoro began to charge citizens extra fees for garbage collection in April.

名寄市民は既に地方税を払っているので、extra feesとします。

 

名寄市民を英文の主語にするつもりなら、次のような小文をつくります。

「今年四月から、名寄市民は家庭ごみの収集のために名寄市に特別料金を払い始めた。」

The citizens of Nayoro pay the City of Nayoro extra fees for garbage collection in April.が基本形です。文の内容に即すと、

The citizens of Nayoro started paying the City of Nayoro for garbage collection in April.

 

二つの小文とその内容の英文が出来ました。どちらを使うかは残りの小文を作ってから考えましょう。

 

「9月までの半年間の市収集のごみの量が41%も減った。」

「今年四月から9月半ばまでに、家庭ごみの量が41%減った。」

「名寄市が家庭ごみを収集する。」

 

The amount of household garbage decreased 41 percent from April to mid-September this year.

The City of Nayoro collects household garbage.

 

さて次に、英語の小文を並べてみましょう。最後の小文の主語がthe City of Nayoroなので最初の二つの小文から名寄市を主語にした方を使ってみましょう。

 

The City of Nayoro began to charge citizens extra fees for garbage collection in April.

The amount of household garbage decreased 41 percent from April to mid-September this year.

The City of Nayoro collects household garbage.

(受動態ではHousehold garbage was collected by the City of Nayoro.

 

うえの三つの英語の小文で日本文の内容は伝わりますが、内容に重複がありますね。内容の因果関係(論理的な構成)を考えて、重複を省略しましょう。

 

The amount of household garbage that was collected by the City of Nayoro1 decreased 41 percent from April to mid-September2 since3 the City of Nayoro began to charge citizens extra fees4 for garbage collection in April.

 

(1)ここは関係代名詞を使うと従属節として表現できます。

(2)ここと文の最後のAprilと重複してますね。

(3)「〜の時から」という従属節を使うと文の内容の時間的な論理構成がはっきりします。

(4)ここはsince以下の所と内容が重複します。

 

次のようにして重複を省略できます。

 

The amount of household garbage collected by the City of Nayoro has1 decreased as much as2 41percent in just over six months3 since the City4 began to charge5 for garbage collection in April this year.

 

(1)「今までに既に41パーセント減った。」ということを強調するために現在完了形を使います。

(2)as much as 41 percent「41パーセントも」と日本語の「も」に相当する強調の言葉ですが、無くても良いでしょう。

(3)このように言い換えられます。

(4)既にthe City of Nayoroと文の中に出てくるのでthe Cityと省略できます。ここではthe City of Nayoroのことを指すようにthe cityと小文字ではなくthe Cityと大文字にしました。

(5)既に名寄市が家庭ごみを収集することは文の中にでているので、the City began to charge for garbage collectionと省略できます。

 

この例題のように、英語の小文の並び方を論理的にする、従属節を使って因果関係をはっきりする。小文の間の重複を省略する、ことで簡潔な英文のできます。一度に短時間でこの三つの方法をマスターすることは難しいですが、英作文の練習を重ねるうちに確実に上達します。

 

例題 4:初級練習問題 96

 

「鳴門市は市内全18小学校への教育用コンピューターの追加配置を終了。コンピューター教室で児童一人に一台のパソコン配備を、県内の自治体では初めて実現させた。」

 

「鳴門市は市内全18小学校への教育用コンピューターの追加配置を終了。」は「AはBを終了した。」という骨格の文ですから(主語+動詞+目的語)の基本文型で表現できそうですね。主語は「鳴門市」、The City of Naruto、動詞は「終了した」でhas completedと現在完了形にして単に「終了した」だけでなく「完了した」ことを強調しましょう。

 

目的語は「教育用コンピューターの追加配置」でthe distribution of additional computers for studentsと表現できます。「追加配置」とあるのでthe additional distribution of computers for studentsとしたくなりますが、これだと「配置」が強調されるので、最初の表現のほうがよいでしょう。「教育用」は多分、「事務用」との対比でしょうから、for studentsと表現できます。for educational purposesと直訳すると、「事務用」も「生徒用」もともに学校に配置されるので、共に「教育用」となり、意味が漠然とします。日本文の字句にとらわれずに、具体的に表現するのがよいでしょう。この文の内容はつぎのような英文で表現できます。

 

The City of Naruto has completed the distribution of additional computers for students to all eighteen primary schools in the city.

 

「コンピューター教室で児童一人に一台のパソコン配備を、県内の自治体では初めて実現させた。」 

 

二つの小文に分けられます。

 

1.       「(鳴門市は)県内で最初の自治体となった。」

日本文で主語は省略されていますが、鳴門市ですね。The Naruto City has become the first municipality in the prefecture. 自治体には市町村がありますが、英語ではmunicipalityがこれにあたります。

 

2.       「(すべての学校の)コンピューター教室で一台のコンピューターが一人の児童にわりあてられる。」

One computer is available for each student in the computer room of all primary schools.

 

1と2を並べると、The Naruto City has become the first municipality in the prefecture. One computer is available for each student in the computer room of all primary schools. となりますが、このままでは二つの文の間の関係が曖昧ですから、関係代名詞のwhereで二つの文を結びましょう。The Naruto City has become the first municipality in the prefecture where one computer is available for each student in the computer room of all primary schools.

 

文章全体はつぎのようになります。

 

The City of Naruto has completed the distribution of additional computers for students to all eighteen primary schools in the city. The Naruto City has become the first municipality in the prefecture where one computer is available for each student in the computer room of all primary schools.

上の二つの文は主語が共にthe City of Narutoで内容が密接に関連していますから、一つの文につなげて重複を省略できます。for studentsは2番目の文の内容から明らかなので省略しましょう。

 

The City of Naruto has completed the distribution of additional computers to all eighteen primary schools in the city and become the first municipality in the prefecture where one computer is available for each student in the computer room of all primary schools.

 

例題 5:初級練習問題 100

 

「広島県は1995年に県内で絶滅の恐れのある野生動物のリスト、レッドダータブックを発刊したが、現在改訂版の準備をすすめている。」

 

次のように分割してみましょう。

 

1.       「広島県はレッドダータブックの改訂版の準備をすすめている。」

The Prefecture of Hiroshima has been preparing an update to its Red Data Book. とすると(主語+動詞+目的語)の文型になります。「準備をすすめている」はhas been preparingがよいでしょう。「レッドダータブック」は固有名詞として大文字にします。「レッドダータブックの改訂版」は直訳ではan updated version of its Red Data Bookとなりますが、an update to its Red Data Bookとすると簡単になります。itsは「広島県の発行した」ということを表現するために使います。

 

2.       「レッドダータブックは1995年に発刊された。」

The Red Data Book was published in 1995.

 

3.       「レッドダータブックは県内の絶滅の恐れのある野生動物をリストしている。」

The Red Data Book lists endangered wild animals in the prefecture. 「絶滅の恐れのある野生動物」はendangered wild animalsが英語の一般的な表現方法ですが、和英辞書では見つかりませんね。「野生動物は絶滅の危機に直面している。」と内容を説明して、Wild animals are facing risk of extinction. と表現して、The Red Data Book lists wild animals in the prefecture that are facing risk of extinction. と表現すればよいでしょう。

 

小文を並べてみましょう。

 

The Prefecture of Hiroshima has been preparing an update to its Red Data Book. The Red Data Book was published in 1995. The Red Data Book lists endangered wild animals in the prefecture.

 

the Red Data Bookが三つの文に共通しているので、関係代名詞が使えそうですね。

 

The Prefecture of Hiroshima has been preparing an update to its Red Data Book that was published in 1995 and listed endangered wild animals in the prefecture.

 

これで三つの小文がつながりました。もう少し工夫をすると、つぎのように簡略に出来ます。

 

The Prefecture of Hiroshima has been preparing an update to its 1995 Red Data Book that lists endangered wild animals in the prefecture.

 

 

6 比較級を正確に使う

 

英文ではA is better than B.と比較の対象となるものを記述するのが原則です。比較の対象が明らかな場合は省略されることもありますが、文の内容を正確につたえるためにには、常に対象を文中に入れるのがよいでしょう。

 

例題 1:初級練習問題 104

 

「北海道の女性の肌は色白だが、しわは多め。ポーラ化粧品本舗が10月8日までにまとめた女性の肌の全国的な調査で、こんな結果が明らかになった。」

 

次のように小文に分割しましょう。

 

1.       「北海道の女性の(日本の他の地域の女性と較べて)もっと色白の肌を持っているが、もっと多めのしわを持っている。」ここでは比較の対象として「日本の他の地域の女性」を入れましょう。

Women in Hokkaido have fairer complexions but have1 more wrinkles than the women2  in the rest of Japan.

1のhaveは省略できます。2のthe womenthoseと置き換えられます。

Women in Hokkaido have fairer complexions but more wrinkles than those in the rest of Japan.

 

2.       「ポーラ化粧品本舗が10月8日に全国調査の結果を発表した。」

Paula Cosmetics Company released the result of a national survey on October 8.

日本文には「ポーラ化粧品本舗が10月8日までにまとめた、」とありますが、これは「ポーラ化粧品本舗が10月8日に発表した」でよいでしょう。

 

3.       「これはこの全国調査からの結果である。」

This is the result from a national survey.

 

2と3を関係代名詞を使って連結すると次のようになります。

This is the result from a national survey that Paula Cosmetics Company released on October 8.

 

文章は次のようになります。

 

Women in Hokkaido have fairer complexions but more wrinkles than those in the rest of Japan. This is the result from a national survey that Paula Cosmetics Company released on October 8.

 

 

例題 2:初級練習問題 122

 

「徳島の民間経済研究所が12月18日発表した県内主要企業の2003年冬季ボーナス支給動向調査によると、1社当たりの平均支給額は昨冬の実績に比べ2100円(0.6%)増の37万1400円と3年ぶりに増加した。」

 

長い文ですから、先ずは小文分割です。「徳島の民間経済研究所が12月18日発表した県内主要企業の2003年冬季ボーナス支給動向調査」は長い連体形修飾節ですね。「12月18日に徳島市の民間経済研究所が2003年冬季ボーナス調査の結果を発表した。」、「冬季ボーナスは徳島県内の主要企業が払った。」と二つの小文にしましょう。前者は(主語+動詞+目的語)、後者は同様に(主語+動詞+目的語)の基本文型、ただし受動態、で表現できます。

 

On December 18, a private economic research institute in the City of Tokushima announced the results of its survey of winter bonuses.

 

The winter bonuses were paid by major companies in the Prefecture of Tokushima.

 

上の二つを関係代名詞でつなげると次のようになります。

 

On December 18, a private economic research institute in the City of Tokushima announced the results of its survey of winter bonuses (that were) paid by major companies in the Prefecture of Tokushima.

 

「1社当たりの平均支給額は昨冬の実績に比べ2100円(0.6%)増の37万1400円と3年ぶりに増加した。」

 

この文に出てくる数字の比較は、新聞記事でよくお目にかかる表現方法です。幾つかの内容を凝縮して表現しているので、先ず要素に分解しましょう。「今年の冬のボーナスの平均値は37万1400円であった。」、「これは昨年より2100円(0.6パーセント)多かった。」、「ボーナスの平均値は過去三年間で初めて増加した。」と三つの小文に分解できます。

 

The average amount of winter bonus this year was 371,400 yen.

「一社当たりの」はおまけの表現で、英文では単にthe average amountでよいですね。

 

This was 2100 yen higher than (that) last year.

 

The average amount of winter bonus increased for the first time in the last three years.

「三年ぶりに増加した」は「(今年を入れて数えて)過去三年間で初めて増加した」と言い換えられますね。

 

 では、上の三つの小文をうまく連結して簡略化できるか考えましょう。

 

The average amount of winter bonus this year was 371,400 yen., which This was 2,100 yen (0.6 percent) higher than (that) last year., and The average amount of winter bonus increased for the first time in the last three years.

 

三つの小文は主語が全部the average amount of winter bonusですから、上のようにれんけつできますね。真ん中の関係代名詞は補足説明になっています。

 

The average amount of winter bonus this year was 371,400 yen, which was 2,100 yen (0.6 percent) higher than last year, and increased for the first time in the last three years.

 

こうすると日本文の構成のように、ここはひとつの文になります。しかし、読み直してみるとどうも文のリズムが良くないです。関係代名詞がリズムを乱しているように感じます。

 

関係代名詞を取り除いて、次のようにしてみましょう。

The average amount of winter bonus this year was 371,400 yen and 2,100 yen (0.6 percent) higher than last year. The average amount of winter bonus increased for the first time in the last three years.

 

このほうが文にリズムがあり、また内容もわかりやすいです。主語が同じでも文をand butで並列に長く続けると、内容がわかり難くなります。しつこく見えますが、主語を明確に繰り返すほうが読者に内容がわかりやすくなります。